あー。![汗]()
写真撮るの忘れたんだけど。
昨日は、銀座三越でのトークショーでした。![合格]()
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昨日の第三回ゲストは、射撃のパラリンピアンの田口亜希さん。![合格]()
私は聞き手。
聞き役。めっちゃ好きです。![チョキ]()
私は10数年前から、キャリアトランジション勉強会というイベントを主宰し、アスリート、スポーツを支える方々と対談してきましたが。
こうやって、フジテレビ主催のイベントで、色々なステキな方々のお話を伺えるのはありがたいです。![音譜]()
昨日は亜希さんの数々の言葉の中でも印象的で、会場の多くの方が泣いてしまったのが。
25歳での突然の病気で両足が動かなくなり、車椅子生活になったことは、20年近く経った今も
「受け入れてないし、乗り越えてないです」
と、なんというか、、、穏やかな表情で、おっしゃったこと。
「多くのパラリンピアンが、乗り越えたとか、逆に障がいを持ったことがよかった、とおっしゃる方も多い。その意味もよくわかるけど、やっぱり私は、歩きたいし、今でもエレベーターの鏡などで車椅子に座っている自分を見ると、あれ、なんでやろって思う」
というような表現をなさった。
もちろん、車椅子生活になったことで、出会ったご縁も多い、人の温かさを感じた、射撃というスポーツに出会えた、、、という言葉を何度もつかいながらも、
でも、「受け入れてないし、乗り越えてないですよ」。
「パラリンピアンなのに、こんなこと言っちゃいけないのかもしれませんが」ともおっしゃった。
それでも3大会のパラリンピックに出場なさっていて、射撃の話になると本当に熱く熱く語られる一面はおありなのですが。
それでも、べつに、謙遜とか、そんな薄さは感じられない。
受け入れてないですよ、と穏やかにおっしゃる。
言葉は難しい。
「障害を乗り越えて」という言葉は、よくパラリンピアンに使われる言葉だ。
オリンピックでもそうだ。
「強いメンタル」
「類いまれな根性」
「あきらめない気持ち」
でも、そもそも
どんなに強い人だって、弱い時があるから、強い。
強い理由は、弱いことに気づいた時にどうコーピングしたかだ。
乗り越える?
乗り越えたいなんて思わない時だってある。
そもそも、乗り越えるってなによ?って思う時だってある。
目の前の壁が高く高くそびえたっているように「思える」時だってある。
でも、その時に、「じゃーどうするか?」
人生は選択の連続でしかない。
どうするか、なにかやるか、やらないか。
でも、その「やる」は、べっつに、大きな「やる」じゃなくていい。
「まずはあきらめてみる」という行動を「やる」と決めることだっていい。
能動的に、あきらめる。
でも、そこには、必ず思考が必要で。
「よし、あきらめる。では、なぜあきらめることに決めるのか。あきらめる理由はなにか」
自分の行動に常に意味を持たせる。
つねにそんなことを、アスリートとのメンタルトレーニングでは、一緒に具体的に「作っていく」のですが。
まさにこの思考プロセスを、今回の田口亜希さんは、語ってくださった。
「あら、私、全然まとまった話ができてなくてごめんなさい」とおっしゃる。
いやいや、まとまってないから、本当なんです。![合格]()
亜希さん、本当の「想い」の時は、関西弁が出始める。![にひひ]()
あるいは、語りのリズムが変わる。![にひひ]()
視線の方向が変わる。![ニコニコ]()
そんな人の「想い」のエネルギー。![メラメラ]()
これは、LIVEじゃないと、味わえない醍醐味です。![目]()
人間は、生きています。
生きてるから、本当の言葉を発した時の熱量が素敵です。はい。![ドキドキ]()

写真撮るの忘れたんだけど。
昨日は、銀座三越でのトークショーでした。


昨日の第三回ゲストは、射撃のパラリンピアンの田口亜希さん。

私は聞き手。
聞き役。めっちゃ好きです。

私は10数年前から、キャリアトランジション勉強会というイベントを主宰し、アスリート、スポーツを支える方々と対談してきましたが。
こうやって、フジテレビ主催のイベントで、色々なステキな方々のお話を伺えるのはありがたいです。

昨日は亜希さんの数々の言葉の中でも印象的で、会場の多くの方が泣いてしまったのが。
25歳での突然の病気で両足が動かなくなり、車椅子生活になったことは、20年近く経った今も
「受け入れてないし、乗り越えてないです」
と、なんというか、、、穏やかな表情で、おっしゃったこと。
「多くのパラリンピアンが、乗り越えたとか、逆に障がいを持ったことがよかった、とおっしゃる方も多い。その意味もよくわかるけど、やっぱり私は、歩きたいし、今でもエレベーターの鏡などで車椅子に座っている自分を見ると、あれ、なんでやろって思う」
というような表現をなさった。
もちろん、車椅子生活になったことで、出会ったご縁も多い、人の温かさを感じた、射撃というスポーツに出会えた、、、という言葉を何度もつかいながらも、
でも、「受け入れてないし、乗り越えてないですよ」。
「パラリンピアンなのに、こんなこと言っちゃいけないのかもしれませんが」ともおっしゃった。
それでも3大会のパラリンピックに出場なさっていて、射撃の話になると本当に熱く熱く語られる一面はおありなのですが。
それでも、べつに、謙遜とか、そんな薄さは感じられない。
受け入れてないですよ、と穏やかにおっしゃる。
言葉は難しい。
「障害を乗り越えて」という言葉は、よくパラリンピアンに使われる言葉だ。
オリンピックでもそうだ。
「強いメンタル」
「類いまれな根性」
「あきらめない気持ち」
でも、そもそも
どんなに強い人だって、弱い時があるから、強い。
強い理由は、弱いことに気づいた時にどうコーピングしたかだ。
乗り越える?
乗り越えたいなんて思わない時だってある。
そもそも、乗り越えるってなによ?って思う時だってある。
目の前の壁が高く高くそびえたっているように「思える」時だってある。
でも、その時に、「じゃーどうするか?」
人生は選択の連続でしかない。
どうするか、なにかやるか、やらないか。
でも、その「やる」は、べっつに、大きな「やる」じゃなくていい。
「まずはあきらめてみる」という行動を「やる」と決めることだっていい。
能動的に、あきらめる。
でも、そこには、必ず思考が必要で。
「よし、あきらめる。では、なぜあきらめることに決めるのか。あきらめる理由はなにか」
自分の行動に常に意味を持たせる。
つねにそんなことを、アスリートとのメンタルトレーニングでは、一緒に具体的に「作っていく」のですが。
まさにこの思考プロセスを、今回の田口亜希さんは、語ってくださった。
「あら、私、全然まとまった話ができてなくてごめんなさい」とおっしゃる。
いやいや、まとまってないから、本当なんです。

亜希さん、本当の「想い」の時は、関西弁が出始める。

あるいは、語りのリズムが変わる。

視線の方向が変わる。

そんな人の「想い」のエネルギー。

これは、LIVEじゃないと、味わえない醍醐味です。

人間は、生きています。
生きてるから、本当の言葉を発した時の熱量が素敵です。はい。
